音楽教育を「弁護」するのはやめよう
ハフィントンポストに掲載されていた興味深い記事です。
Stop “Defending” Music Education
Defendは「守る」という意味ですが、この場合は「音楽を学ぶのに理由付けをするのはやめよう」というのが本当の意味でしょうか。
内容を簡単に説明するとこうです。
最近、音楽を学ぶことが脳に良いとか、テストの点数を上げるのに役立つとか、音楽を持ち上げる記事が多く見られますが、それらはあくまで音楽を習得する過程で得る副産物であり、音楽の本質は音楽にある、というのがこの記事の主張です。
まあその細かい記述自体も「弁護」しているようにも読めるので、シンプルに「心から音楽を楽しもうよ」というところでしょうか。その中でも特に「音楽は人間の最も複雑な感情に触れ、理解させてくれる」という一文はうならせるものがありました。言葉にできない感動、ということなのでしょうね。
ピアノ教室を運営するにあたって、習い事よりもコンクールの賞や学歴よりも重視したいものがあるような気がして、そのビジョンを模索していますが、この記事には背中を押してくれる何かがあるように感じました。