登録

レッスンでしていること - 2023年2月12日

こどものアレンジレッスン

幼児が操作できる鍵盤の範囲はあまり広くなく、小学校低学年ではドレミファソの5音から音域を広げるのはなかなかハードルが高く、無理やり広げようとすると負担が大きすぎてピアノが嫌になってしまうことがあるので慎重になります(バイオリンだと5音以上の音域はピアノより簡単に届くことができます)。

しかし5音だけで弾けるレパートリーにも限界があります。唱歌のほとんどは5音では収まらず、1オクターブ程度が多いです。練習重ねて技量を伸ばすより発育に沿ったプログラムで楽しんでもらい、本人の探究心が活性化するのを待つ方がストレスなく音楽に向かう習慣づけができるだろうと、5音の音域でのバリエーションをもっと増やすことを考えていました。そのためには、こちらが教材を作って示すより、本人に作ってもらうのがいいだろう、ということで、メロディを自作するためのレッスンを導入しています。

いきなりメロディを作ってみようと勧めても子供は???となってしまうので、こうやって作り変えよう、というサンプルを試していってもらって選択肢を増やしていきます。アイディアを蓄積していってもらって、「自分ならこうする」とアウトプットしてくれるのを待ちます。目指しているのはアドリブで演奏することです。ジャズの即興演奏をモデルにしています。

こちらの主導で学ばせるより、本人の自己決定によって探究してもらえるよう促します。こちらは選択肢がたくさんあるんだということを示して、自由に音楽が作れるんだということを体験してもらいます。

子供は大人が想像もしないようなアイディアを持っていることがあるので、生徒さんたちがどんな音楽を作っていくのか楽しみです。

体験レッスン、見学、随時受付しています。

Archives