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レッスンでしていること - 2020年11月2日

「ド」はここ、では「ソ」はどこ?

右か左か、決めるのは先生ではなく本人

この生徒さんはドより下のソを選びました。音符の読み方はボードのマグネットのようになります。もちろん、後々逆も覚えてもらいます。

小さいお子さんにも、音楽をアレンジする楽しさを知ってもらうために、こちらで用意する楽譜はメロディだけが書かれたものを用意し、左手はコード記号を見ながら書いていく方法をとっています。

そして、ヘ音記号の五線譜に音符を書き入れていきます。音楽のハーモニーの第一歩として最初は「ド」と「ソ」のみを使います。このとき鍵盤でドを押してその次にソを探すのですが、面白いことにそのドより高いソを選ぶのか低いソを選ぶのか子供によって判断がわかれます。

子供の主体性を引き出すために出来るだけこちらで指定せず、自分で選んでいくようにしています。こっちが生徒さんに合わせるようにしています。

教科書は使わない

ある程度自分の意志表示ができるようになるまで(シュタイナー教育の考え方では9歳の危機と言われています)は教科書は使わず、対話の中で生徒さんがどうリアクションするかを見ながら何をするかを決めていきます。本人が楽しいと思ってのめりこんでくれることを目標にしているので、習得しているかの判断と間違いの修正はしないようにしています。それはもう少し後のこと。

このようなやり方は時間がかかるし、市販の教科書を使った方が楽だとは思うのですが、やらせるのではなく、自分からやりたくなって欲しいのでちょっと遠回りしています。写真の子もすこしずつ集中力がアップしてきました。

体験レッスン、見学、随時受付しています。

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