はじめに 2
- レッスン1.1
- レッスン1.2
キーとスケール 6
- レッスン2.1
- レッスン2.2
- レッスン2.3
- レッスン2.4
- レッスン2.5
- レッスン2.6
2つの音の関係 2
- レッスン3.1
- レッスン3.2
ハーモニーを作ろう 4
2つの音の関係を定義する
1つの音から2つの音へ
音楽では1つの曲の中でたくさんの音が奏でられて一つの曲を形成しています。
ある音から次の音へ移動することを繰り返して作る音の流れをメロディ(Melody:旋律)、2つ以上の音が同時に発せられて生み出す響きをハーモニー(Harmony:和声)と呼んでいます。
メロディもハーモニーも、2つ以上の音の構成で初めて成り立つもので、1つの音が1度発せられただけで、それが人に感動を与える音楽と呼べるかといわれれば疑問です。例えば「ド~」と1音が1回鳴っただけで感動するでしょうか。
そうした2つ以上の音の組み合わせの連続が一つの楽曲となっていくわけです。その仕組みを知ることで音楽の成り立ちをかなり具体的に理解することができます。
インターバル
この2つ以上の音の組み合わせ、関係性を、音楽用語では音程と呼び、英語ではインターバル(Interval) といいます。インターバルとは「間隔」と訳され、音と音の距離を測るものさしのようなものとも言えます。
音楽の理論上ではこれを数値で表し、その響きに応じて名称を付けます。
インターバルは音楽理論を学ぶ上で多くの人が苦労するポイントです。本来なら、これは理屈で覚えるよりも実際の響きを記憶していく方が正当な方法といえるかもしれません。しかしこれを音感で習得するには非常に長い時間がかかります。たくさんの音楽を聴いて、たくさんの曲を練習して、演奏して・・・。理屈の説明なしに習得するには何年もしくは十年以上の経験が必要になるのかもしれません。
逆に理屈を知っておけば鍵盤上で視覚的にインターバルを理解することができ、音感の訓練にも役立つことでしょう。
まずはインターバルを、先に解説したスケールを例にお話ししてみたいと思います。
- 全音・半音以外での音階の定義
- 明るい・暗いを表す音の関係
- 明るい・暗いに関係ない音の関係
- 増・減というイレギュラー
次へ インターバル 定義の方法