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triad

三和音(トライアド)①

3つの音で構成する和音の基本形について解説します。

三和音(トライアド=Triad)

まずは三和音を奏でてみましょう。以下の図のように3本の指で間に鍵盤を1つ挟んで押します。音名ではC-E-Gです。

これが三和音の基本形となります。そして、1つのキーの中で7つの三和音を作ることができます。キーの中でどこでも、3本の指で間に鍵盤を1つ挟んで押してコードを作ります。この白鍵上で三和音を平行移動しながら7つのコードを鳴らしてみましょう。

もしこの時点で、先に解説したキーとスケールのお話に沿って12のメジャースケールと12のマイナースケールを熟知していたら、今のような白鍵上の三和音の平行移動はどのキーでもできるでしょう。スケールを知っていれば(例え片手だけでもスラスラ弾けるほど覚えていれば)、コードへの理解が早まります。

三和音の音の構成

三和音の3つの音のうち、一番低い音から順にルート(ROOT=根音)、中央を3度、そして一番高い右の音を5度と呼びます。先に解説したインターバルの項目にあったように、3度や5度には種類があります。どの種類に該当するのかによって、三和音につくコードネームのタイプも変わってきます。ここではどのような三和音があるか、見てみましょう。

メジャートライアド

ルートに対して3度がメジャー3rd、5度がパーフェクト5th、そして3度と5度の関係がマイナー3rdで構成される三和音をメジャートライアド(Major Triad)といいます。

マイナートライアド

ルートに対して3度がマイナー3rd、5度がパーフェクト5th、そして3度と5度の関係がメジャー3rdで構成される三和音をマイナートライアド(minor Triad)といいます。

インターバルの項目で解説したように、メジャー3rdの上の音を半音下げるとマイナー3rdとなります。対してマイナー3rdだった3度と5度の関係は、下の音が半音下がることによって間隔が広がりメジャー3rdとなりました。しかし1度と5度のパーフェクト5thは維持されています。

鍵盤上で「ドミソ」を弾くとCメジャートライアド(三和音)となります。どの音を変えるとマイナーコードになるか、体験してみましょう。

ディミニッシュトライアド

マイナーコードの5度を半音下げるとディミニッシュコードが出来上がります。このとき、ルートと3度の関係、3度と5度の関係はどちらもマイナー3rdで、ルートと5thの関係はディミニッシュ5thとなります。

マイナートライアドの5度を変化させるとディミニッシュトライアドとなります。どのような響きになるか、音を出して確かめてみましょう。

オーギュメントトライアド

最後に、メジャーコードの5度を半音上げるとオーギュメントコードが出来上がります。このとき、ルートと3度の関係、3度と5度の関係はどちらもメジャー3rdで、ルートと5thの関係はオーギュメント5thとなります。

メジャートライアドの5度を変化させるとオーギュメントトライアドとなります。どのような響きになるか、音を出して確かめてみましょう。

クイズ

1 Step

  • 「三和音」をクリア

要件: 1

「三和音」をクリア