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レッスンでしていること - 考察:音楽・教育 - 2023年2月9日

バイオリンの楽譜作成

北前楽団の子供たちとバイオリンをするからには、自分もバイオリンを弾けないといけないという責任感からバイオリンの練習を始めました。やってみると面白くて、どんどんはまっていきました。

バイオリンを練習していくにあたってひとつ目標を設定しました。それは可能な限り独学することです。

ピアノ教室を運営して生徒さんたちにいつも話しているのは「できるだけ早くピアノ教室から卒業すること」。自分で望んで欲したことへ向かって進んでいく学びと、自分ではわからないから外部の誰か、例えば先生などにガイドしてもらう学びとでは、目指すものに向かっての行動や考えることに費やすエネルギーが全然違うし、獲得したときの実益や喜びが全然違います。

私自身、全てを独学で得た技術などはありませんし、なかなかそうできる人はいないとも思うのですが、子供たちに体現するためにバイオリンは自力でやっていこうと決めました。素晴らしい動画や資料がたくさんあるので、別の機会に紹介します。ちなみにピアノは19歳から始めて3人の先生に習いましたが、レッスンに通いながらも常に自分で演奏したい曲は別であって、その練習もしていました。

話はそれましたが、自力で練習するためには教材も自分で用意しなければならい、ということで楽譜を作っています。正確には、自分でやってみたい曲の楽譜がないから耳コピして自分で作っているのです。

私にはそれなりに音楽に時間を使ってきた経験があるので、それなりにできることはありますが、子供には子供なりにできることがあると考えています。3〜4歳の子でも人の絵を描くことができます。周りが見ても認識できない絵かもしれませんが、本人は絵を描いたと思っているはず。例えば、家族の顔の輪郭を円で描き、目と鼻と口と点だけで描くようなものでも、本人には誰かの似顔絵なのかもしれません。同じように子供ながらの音楽があるはずで、それを表現できるようになってほしいのです。

作曲などというと、キーとか拍子とか、コード進行や形式などいろいろな技法はありますが、そういう大人の視点は一切取っ払って、子供が満足できる音楽の形を子供なりに表現できる手伝いをしたいと思っています。そういった例を見聞きしたことはありませんが、実現できるよう頑張っていきます!

体験レッスン、見学、随時受付しています。

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