ピアノレッスンに作曲を取り入れています。作曲とはいえ、ほんの短い1行程度のものですが、小学生低学年でも楽しんでもらえているようです。1年生の国語の教科書のさいしょって「あおいそら しろいくも」みたいな短い言葉が並んでいるだけなのを考えたら、8~16小節の童謡でも子供には長いくらいなので、本当に少しだけです。
以下、例を少しだけご紹介します。
ツェルニーのリトルピアニストの2,3,4番が良い指の練習になると思い使っているのですが、幼児の成長の度合いを考えたら「この3曲だけでは終わらないだろうな」とも考えられました。ひょっとしたらツェルニー先生は同じような曲をもっとたくさん生徒さんのために作っていたのではないか、とも考えました。
いつも想像するのは「アマデウスとレオポルトのモーツァルト親子はどういう風に音楽をやっていたのだろう?」ということです。過去にQuoraというサイトで「ベートーヴェンやモーツァルトのころのピアノレッスンはどんなものだったのですか?」と質問を投げかけたことがあって、帰ってきた答えの一つに「ひたすら音楽を作っていた」というものがあり、なるほど、とうならされました。教育というより職業訓練という側面もあったようです。
絵画教室や陶芸教室では自分の作品を作ることを教わります。音楽教室でも自分の作品を作れないかと長らく模索してきたのがようやく動き出しそうです。生徒さんたちと手探りではありますが進めていきたいと思います。