ピアノはひとりぼっち・・・
ピアノは一人でハーモニーを奏でられる便利な楽器である反面、ピアノは練習するのもレッスンを受けるのも披露するのも「一人」ということが最大の弱点であると考えてきました。特に私のようなオッサン(^^)とマンツーマンでピアノレッスンをしたって、楽しいといってくれる生徒さんもいるのですが、やっぱり限界があると思っていました。どんなに仲良くなれても先生と生徒の関係からは縮められない距離感があるだろうな、それより友達と演奏した方が楽しいのではないか、と想像していました。
そこで「グループワーク」なる、みんなで音楽を作るための場を設けることにしました。
まずは体験会から
これまで何度か開催してきたミニ演奏会を、今回は生徒さん同士でのコラボ体験会にして、一緒にメロディを弾いたりして遊ぶ会にしました。一人よりも誰かといっしょというだけで不安を多少払拭できるのかな、と感じました。
ゴールはどこにあるか?
その体験会を経て初のグループワークを開催しました。教室の広さから一度に同時に四人までを限度としています。初めはみんなでメロディを弾いたり、右手担当と左手担当に分けてみんなで演奏するだけですが、生徒さんたちは「一人で弾くのとは違う」と感じてくれたと思います。リーダーを決めて「〇〇ちゃんに合わせて弾いてね」と指示すると、みんな聞きながら演奏していました。
最初は簡単なメロディを合奏するだけでも、面白さを追求する子供たちの欲求が重なったときに大きくスパークしてはじけだすと予想しています。大人が「させる」よりも、本人たちが望むままに自由に楽器を触って遊べる環境づくりを目指していきたいと思います。