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【超初心者向け】ピアノを始めたいけど何から手を付けたらいいのかわからない人のために

  • Posted by 関 勝史
  • Date 2020年9月6日
  • Comments 0 comment

「簡単にピアノを弾けます!」

というような見出しで人を引き付ける書籍やネット上の動画をよく見かけます。

書籍だと、できるだけ簡単にアレンジしてある楽譜や、キーをすべてハ長調にして白い鍵盤だけで演奏できる楽譜。動画だと鍵盤に向かって光が落ちていき、光った鍵盤を押すことで曲になっていくもの。その他アプリなどもありますし、なるほど、工夫して作られているなあ、と自分でも試してみたくなることもあります。

とっかかりとしては良いのですが、続けていけばどのみち少しずつ難易度は上がっていき、通るべき道は結局通らなければなりません。

ピアノで何がしたいか?をあらためて考える

そもそも、この記事を開いたあなたは、ピアノをどのくらい弾けるようになりたいですか?

A. 1曲だけ弾きたい

B. 長く続けていきたい

この2つで取り組み方は大きく異なります。

A. 1曲だけ弾きたい、という方は、結婚式で誰かに贈りたいというような動機でしょうか。それでしたら、先に紹介したような楽譜や動画を参考に弾けばその1曲を身につけられると思います(もちろん、その後も続けてほしいですが)。

B. 長く続けていきたいという方であれば、最初から「これだけの困難が待ち受けているけど、こうやって進めばピアノは弾けるようになるから大丈夫ですよ」と説明し、明確な目標設定をするようにしています。

以下、「ピアノを弾くこと」の解析です。

ピアノを弾くとはどういうこと?

とはいえ、「この曲を弾いてみよう」と楽譜を手に取って最初の数小節をためしたところでさじを投げてしまう初心者の方は多いです。それは「漠然と」ピアノを弾こうとしてしまっているのが理由の一つとして考えられます。

では具体的にピアノを弾くということはどういうことなのか、具体的に洗い出してみましょう。

演奏という行動を分析

ピアノで脳トレ~音符を読むのが大変な理由、そして乗り越え方

まず楽譜を持ってピアノの前に座り、楽譜を譜面台に置くでしょう。弾くための準備ですね。もしかしたら椅子の高さも合わせるかもしれません。

さあ始めましょう。

と、ここがさらに細かく「ピアノを弾く」行動を分解していくポイントになります。

①見る

まず楽譜を見ると思います。どんな曲でしょうか?何ページの曲ですか?音符はたくさんありますか?印刷の黒の割合が高い程、単純に難易度は増していくのです。長い道のりの始まりです。

初めてみる楽譜では、まず弾き始める前に曲のキーは何か、何拍子なのかという曲の基本的な成り立ちを確認します。

次に最初の音を確認します。右手だけなのか、左手だけなのか、両手同時なのか。

その音はどのくらいの長さ伸びる音なのか、強いのか、弱いのか。

そしてそのもう少し先まで見て、どういう流れになるのかを予測するかもしれません。

結構な量の情報処理をしていると思います。めまいがしてきましたか?

②リズムをカウントする

最初の音を出す前に「せーの」とか「1,2,3,4」とカウントを入れるのも大切です。ロケットが発射される前の緊張感のようです。

③行動に移す

そしていよいよ音を出します。目で見た音を脳が確認し、目的の鍵盤上に指が置かれているかを確かめてからいよいよ発音!奏でられた音は楽譜どおりの音になっていたでしょうか。

もし知っている曲を弾こうとしているなら、同じ音になっているでしょうか。耳で確認します。

間違ってしまったら「あっ」と止まってしまうかもしれません。

正しい音ならこのときに音楽の流れが始まり、テンポに乗って次の音を確認してカウントダウン以降のサイクルが汽車の車輪のようにぐるぐる回り始めるのです。無事、ゴールである曲の終わりに到着するまで。

ピアノ演奏は問題ハードルの連続

どうでしょう。これが簡潔に並べたピアノを弾くときの一連の流れです。しかもこれは最初の1小節目のとっかかりについて書き出したものです。これが延々と曲の最後まで続くとなると、膨大な作業をこなしているということを感じていただけるかと思います。事実、初心者の方には1分の曲でも相当長い時間を過ごすのです。

ピアノを弾くということは、問題解決の連続です。イメージした音、もしくは楽譜に書かれた情報を、外部の装置(楽器)を操作して自分の代わりに「リアルタイムで」歌ってもらう、もしくは代弁してもらうという作業なのです。一音一音の結果は演奏者に責任が委ねられ、ミスを起こせば無情にもその空間に期待されなかった音が失敗の証拠として響き渡ります。

恐れるなかれ。ピアノは弾けます。

複雑な作業の連続、間違えることの恐れ、恥ずかしさ、ストレス・・・。そんな負の現実を突きつけられたら、ピアノの演奏や練習なんで苦行以外の何でもない。喜びなんてあったもんじゃない。そう思われてしまうと思います(あえてそう表現した文でもあるので、不快な思いをさせてしまったようでしたらお許しください)。

しかし発想を転換すれば、ピアノを弾くという作業はこれだけのこと。「これをこなしていけばいいんだな」というふうに目的を単純明快に理解していただけたなら後は繰り返していくだけです。

以上のような流れをまとめると以下のようになるかと思います。

1.楽譜を読む(弾きたい曲の情報収集)
2.目的の鍵盤を探して音を出す(鍵盤の操作)
3.出した音を聴く(確認)
4.テンポどおりに繰り返す

これだけのことを1度に行ってそれを繰り返していく、という長いようですがとてもシンプルなサイクルなのです。

最初から「ピアノを弾こう」と意気込まずに

初心者の方にはとにかく「上達しようとは思わないで」とお話ししています。大切なのは「今日もピアノに触って音を聴いた!」という「継続」の「実績」です。そして、曲を完成させるという大きな目標をいきなり目指すのではなく、上記のような作業を、どんなにゆっくりでもいいから的確にこなして、ピアノを弾くための一連の行動に自分の脳を慣らしていくことこそがピアノを弾くことの最初の第一歩なのです。

ピアノを習得するための負担を少なくできないか、良い脳トレはないかと模索したことがありましたが、ピアノこそが脳トレであり、ものすごく脳に負荷をかけています。結果、上記を的確にこなすトレーニングを積むと他方面でも集中力アップを感じることができると考えております。

今回の話題は技術的なことです。他方、メンタルをどう作っていくのかも大切なポイントとなりますので、これはまたの機会に取り上げたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。長い記事になりましたが、活字に強い方は楽譜にも強いので自信を持ってピアノを初めてください!過去に公開した動画「ピアノ攻略法」でもその話題に触れているので、そちらもあわせてご覧ください。

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Tag:初心者向け, 脳トレ

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関 勝史
    教室の代表者です。4歳のお子さんから成人の方まで、全くの初心者の方を中心にお教えしています。ジャズが専門ですが、中級程度のクラシックまでなら対応します。一級ピアノ調律師。三女の父です。

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