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考察:音楽・教育 - 2022年3月9日

生徒にピアノを教える先生は一人でいいの?

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関 勝史

@pianostudio

この記事のタイトルと、このページに埋め込まれた動画は無関係のようで実はそうでもありません。

動画は、2015年にアメリカのコロラド州デンバーで受けたピアノ調律師の試験をヒントにピアノレッスンのあり方を考察しています。最初、より丁寧にまとめるには文章にしてブログで掲載した方が良いだろうと考えていましたが、考えているうちにどんどん熱くなっていって動画に取ってみたらノーカット一発撮りで終わりました。

当時の体験談はピアノ調律師のブログに記載していますので、よろしければご覧ください。

詳しくは動画を見ていただければと思いますが、アメリカのピアノ調律師試験は受験者が調律したピアノを試験官が測定して終わりではありません。それどころか受験者一人に対して試験官が3人付いて、採点などの過程を公開し3人の試験官と受験者が納得いくように調律の出来具合を議論して合意することで結果を出します。

ピアノレッスンは一対一で、どんなに丁寧に教えているようでも完璧な指導ができているかを客観的に判断するのは容易でありません。そんなときに第三者が立ち会うことで公平に検証や議論を重ねて、全員が合意できる結果を生み出せるのだと思うのです。

ピアノ調律の試験は受験者と試験官ですが、ピアノレッスンではこれは全員生徒でも成り立つと考えています。過去にミニ演奏会の記事にも紹介したように、子供同士で遊びを作ったりしますし、大人がいなくても十分に事を進めることはできるのです。とてもクオリティの高い演奏、とまではいかないかもしれませんが、生徒さんたち同士で素敵な音楽を作り出していけるような環境づくりをしていきたいです。