このサイトではホームラーニング、またはEラーニングとして音楽をいつでもどこでも学べるよう教材を用意しています。テキストで解説し、クイズに答えて音楽の理論などを知ってもらえるように、と作ったもので、これからも発展させて行きたいと思います。

子供たちとピアノレッスンをしながらよく思うのは、音楽は理屈で説明するより感覚に訴えて吸収してもらえたら、ということです。音楽は心に訴えるものです。和んだり、意気揚々としたり、ときには涙することも。不思議と解説がなくても伝わるものがあるのが音楽の面白いところだと思います。音楽を構成するルールがあって、ルールを知っていた方が受け取るときも送り届けるときも音楽が深まります。その音楽について知るのもまた音楽だと思うので、これができないかと考えました。

イメージとしてはパントマイムで伝えるような感じで、ヒントとなったのは志村けんさんのコントです。志村さんのコントは日本に滞在している外国人にも好評だったようで、言葉が分からなくても伝わる面白さがあったとのことでした。実際にコントを見てみると、確かに言葉よりも動きや周りのものなどで伝えるシーンが多いです。志村けんさん自身もジェリー・ルイスというコメディアンに影響を受けたとおっしゃっていたようです。付け加えると、ドリフターズは音楽を取り入れたコントが多く、アイディアの豊富さに驚かされます。過去には出演者は口パクでしゃべっているふりをして、後ろでバイオリンが音で会話を表現するというコントもあって、面白かったのを覚えています。

子供たちに音楽の楽しさを知ってもらえるような、言葉で解説するよりも音そのもので楽しんでもらいながら吸収していける方法を研究していきたいです。