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お知らせ - 2022年7月25日

音楽教育をバイオリンとピアノで!

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関 勝史

@pianostudio

体験レッスン、見学、随時受付しています。

北前楽団、参加者募集!

これまでも何度かこのブログで紹介してきたアンサンブルの参加者を募集します!
(つまりはピアノ教室の生徒さん募集でもあるのですが^^)

北前楽団 募集要項

ピアノにはない音楽の楽しさ

ピアノは素晴らしい楽器です。鍵盤を押せば正確に音が出るし、1人でオーケストラを指揮するように重厚な音楽を奏でられるし、音楽理論を学ぶには絶対欠かせないのが鍵盤楽器です。しかしそんな楽器の王様にはない個性がバイオリンにはあります。いくつかポイントをあげてみます。

アンサンブル

ピアノに乏しいのは圧倒的にアンサンブルの機会です。ピアノは一人で音楽を作れるのが便利であると同時に、とても孤独な楽器です。練習も1人、レッスンも先生と1対1、発表会やコンクールなど、舞台上でも1人・・・。

狭い範囲で広い音域

バイオリンは左手を使って「ドレミファソラシド」の音を扱います。その左手で握れる範囲でおよそ2オクターブの音域をカバーできます。しかも小児用の小さい楽器を使うのでそれは幼児から大人まで一緒です。対してピアノは2オクターブの音域とはおよそ35センチの幅があり、大人が手を広げても届かないですし、子供の小さな手ならなおさら移動が大変です。操作性という点でバイオリンはピアノよりもとっかかりとしては入りやすいようにできています。

耳が良くなる

ピアノは「ド」を押せば正確に「ド」が発音されるのに対し、バイオリンは正確な音を自分で探さなければいけません(でも多少ずれていてもアンサンブルでみんなで弾いていれば大丈夫です)。そのため音感が鍛えられます。また、アンサンブルで演奏すると周りと合わせる必要があるため、周囲の音を聴くアンテナが育ちます。これは想像ですが、逆に小さいころからピアノだけで育っていくとコラボレーションに乏しくなってしまう恐れがあるのではないかと考えています(自分も含め)。

楽譜が読みやすい

バイオリンは一段譜なので楽譜を読むのが容易です。逆にピアノを弾いていれば読譜力に優れるとも言えるのですが、子供の発育と視覚での処理能力を考えたときピアノの二段譜を読みながら弾けるようになるまで待ってもバイオリンで音楽に触れていれば遅くはありません。技術の習得よりも音楽そのものが習慣化することが大切です。

楽器に詳しくなる

バイオリンは自分の楽器とずっと付き合っていくので、楽器の状態に詳しくなれます。弦の状態、弓の状態、自分の状態・・・。自分でチューニングしたり、弓に松脂をつけたり、肩当を取り付けたり・・・。自分で楽器をお手入れすることで愛着が湧き音楽を楽しむことができます。

よくある質問(FAQ)

バイオリンって、お金がかかるのでは・・・

ニュースなどで数億円のバイオリンがオークションで落札されたとか、楽器の値段がコンクールの結果を左右するとか、家が建つとかいろいろ言われます。良い楽器に越したことはないですが、そんなに大金を投入しなくてもバイオリンはできます。小学生から始めるとサイズは1/8、1/4、1/2、4/3、そして大人用の4/4になるのが6年生から中学生になるころなので、5挺(ちょう)買うことになりますが、全部新品で買ってもアップライトピアノよりは安く上がります。国産の中古の楽器で多少古いものの十分使えるバイオリンならかなり安く手に入ります。大切なのは音楽に触れたい思いと音楽への感謝の気持ちです。楽器の価値に関係なく、愛情のこもった音楽は美しく響きます。

ピアノだけでも大変なのに、もう一つの楽器なんて・・・

確かに仕事が増えるようにも思えるのですが、一番の目標を音楽の習得、音楽を生活の一部にするとしたら、楽器を限定する必要はないし、むしろ他の楽器に触れて知見を広めるのは良いことです。また、楽器にはそれぞれ特性があり、人によってはピアノよりもバイオリン、チェロ、管楽器、打楽器など適正も分かれます。特に先に述べたピアノにはない楽器の違いを知ることは音楽を学ぶ上でも大切な経験になります。レッスンや練習の量を楽器の数だけ増やすのではなく、日々音楽に使える時間をまんべんなく各楽器に割り当てていけばいいし、自然に好きなものへ定まっていきます。

練習方法、今後の目標

同世代の子供たちが集まって演奏するので、できるだけ先生は置かず、子供たちだけで音楽を探求していくことを目指します。まだ数えるほどしか全体練習をしていないので暗中模索の状態ではありますが、みんながもっと楽器にのめりこめるよう色々工夫していきたいと思います。